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顧客接点の役割はさまざまであり、そこに求められる人材の理想像も千差万別である。従って、人材教育は、自社の価値提供において顧客接点がどのような役割を果たすべきかを明確化し、その担い手として必要な要件を満たす人材をいかに育成するかという視点が必須と言えるだろう。
ハード重視からソフト重視への変化の中で
顧客接点の人材教育の重要性が向上
近年、さまざまなビジネスがそのあり方を変えている。変化の方向性はハードからソフトへ。単にモノを提供するのではなく、モノを介在してベネフィットを提供するという考え方が徐々に浸透しつつある。
従来型のモノを提供するビジネスでは、機能や品質など、提供するモノの本質的な価値を高めることが第一義であった。しかし、ベネフィットを提供するビジネスでは、まず、顧客それぞれが何を求めているかを知ることがスタート地点となる。従って、顧客接点の品質がビジネスの品質を大きく左右する。当然のことながら、顧客接点の人材教育の重要性はますます高まっていると言えよう。
昨秋からの世界同時不況によって経済環境が厳しくなる中、人材の削減のために顧客接点の部署を縮小したり、サービスのコストを削減したりする企業も現れている。しかし、今回の特集でインタビューにご協力いただいた一橋大学大学院准教授 藤川佳則氏が指摘するように、今だからこそ優良顧客を優遇するロイヤルティー・マーケティングをしっかり行い、他社との差別化を実現しようとする企業も存在しており、二極化が進んでいるようだ。
もちろん、経営環境の変化に対応してビジネスの枠組みを変えていくことは必要であるが、その変化のあり方が顧客を軽視するもので、顧客からの支持を継続・拡大することができるはずもない。不景気の中だからこそ、常に顧客の声に耳を傾け、顧客のニーズやウォンツに適合する商品やサービスを提供し続けるための第一歩として、顧客接点の整備は欠かせないだろう。そして、その主役となる人材の教育が、企業の運命を左右する可能性がますます増大しているのではないだろうか。
従来から、顧客接点における人材教育の重要性を提唱してきた本誌では、2005年4月号でも「企業価値を高める顧客接点の人材教育」と題する特集を組み、人材教育の方法論などをご紹介した。しかし、その後4年余りを経て、企業環境は大きく変化しており、その中で人材教育のあるべき姿も変遷している。今回の特集では、顧客接点の人材教育に注力している企業のケーススタディを通じて、厳しい経済状況の中で求められる人材教育のあり方を探った。

「がん保険」をはじめとする“生きるための保険”の日本におけるパイオニアであり、リーディング・カンパニーであるアフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)。同社では2008年1月から、保険代理店スタッフの“スキル”と“知識”の強化と均質化を目的とするeラーニングをベースとした研修カリキュラム「てっぺん塾」を運用している。

「End to End カスタマー・エクスペリエンス」というコンセプトのもと、すべてのコンタクトポイントでハイレベルなニーズに応え、感動体験の創造を目指すアメリカン・エキスプレス・インターナショナル、Inc.。その中核を担うコールセンターでは、感動体験を生み出し顧客を“エンゲージ”することができるコンサルタントの育成に取り組んでいる。
大型バイクメーカーのハーレーダビッドソン ジャパン(株)では、顧客接点としての販売店スタッフの対応が同社のブランド・イメージを決定づけることになるととらえ、販売店スタッフのトレーニングに注力している。さまざまなトレーニングの内容と目的、同社の人材教育の展望について紹介する。
環境NPOの活動から生まれた らでぃっしゅぼーや(株)は、会員制宅配事業者のパイオニア。創業から20年を経て、7,000アイテムの商品、10万世帯の会員を誇るまでに成長した。安全・安心への強いこだわりに満ちた生産基準を定め、生産者・販売会社・配送スタッフが三位一体となるためのイベントを恒例化。顧客接点の拡充に努めている。
■一橋大学大学院
国際企業戦略研究科准教授
藤川佳則氏
トーマス・コリンズ氏

■「でんかのヤマグチ」(株)ヤマグチ
代表取締役
山口 勉氏

(株)情報文化総合研究所
代表取締役
佐藤佳弘氏
金融
メーカー
小売
サービス
■(株)カレン
次世代ビジネスリサーチ室長
四家正紀氏
■ストラテジー&タクティクス(株)
代表取締役
佐藤義典氏
■eMarketing Strategy社代表
コロンビア大学客員教授
ルス・スティーブンス氏
「不況を勝ち抜くための”CRM力”とは」レポート
■トッパン・フォームズ(株)
企画本部 第三部 第一グループマネージャー
田中啓文氏

■ユースキン製薬(株)

■A・Tコミュニケーションズ(株)
ビジュアル2次元コード「ロゴQ」シリーズ」
ミズノ(株)
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日本ダイレクトマーケティング学会
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おじゃら りか