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近年、企業と生活者をつなぐコミュニケーション・メディアが多様化する中で、多くの企業が自社に適したメディア活用のあり方を模索している。特に自社のWebサイトをどのように位置付け、他のメディアとどのように連携させるかに苦慮する企業は多いようだ。 今回の特集ではトリプルメディア時代にふさわしいWebマーケティングのあり方を探った。
Webサイトはマーケティング装置として他のメディアにはない多くの特性を有しており、今後もその有効活用がマーケティングの成否を大きく左右することは間違いない。成功への第一歩は「誰に何を伝えたいのか」を明らかにし、それに基づいた施策設計を行うことにあると言えるだろう。
マーケティングの世界で「PC画面」「モバイル画面」「大型デジタルテレビ画面」を指す“トリプルスクリーン”とともに、“トリプルメディア”というワードが話題になり始めたのはいつごろのことだっただろうか。少なくとも2010年2月、(社)日本アドバタイザーズ協会のWeb広告研究会が、2010年のWebマーケティング戦略として「トリプルメディア、トリプルスクリーン戦略を考える時代」との宣言を発表した段階では、それほど一般的なワードではなかったように思われる。しかしその後、マーケティング担当者において急速に普及が進み、今ではマーケティング用語としてすっかり定着した感がある。
トリプルメディアは言うまでもなく、自社で管理・運営するWebサイトやメールマガジンなどの自社所有メディアを指す「オウンドメディア(owned media)」、企業が広告費を支払って広告を掲載する「ペイドメディア(paid media)」、SNSやTwitter、Facebookなど、信用や評判を得ることを目的に活用する「アーンドメディア(earned media)」の3つのメディアを意味する(図表参照)。昨今、多くの企業がマーケティング・コミュニケーションにおいて、これらをどのように組み合わせていくべきかを模索しているのが現状だ。
しかし、今回の特集でインタビューにご協力いただいた(株)ビービット・広報宣伝部長の渡辺春樹氏が「販売店、カタログなどによる営業、販促の分野がオウンドメディア、新聞広告、テレビCM、折り込みチラシなどの宣伝の領域がペイドメディア、そしてアーンドメディアは、従来のパブリシティの分野に相当すると考えればわかりやすいと思います」と指摘するように、複数のメディアを効果的に組み合わせてマーケティング・コミュニケーションの最適化を図るという考え方は旧来からあるものだ。トリプルメディアという概念は、それがWebマーケティングの本格化に伴って進化したものであると言えるだろう。
ともあれ、コミュニケーション・メディアの多様化に伴って、自社に適したメディア活用のあり方を模索する企業は増加しており、特に自社Webサイトをどのように位置付け、他のメディアとどのように連携させるかについては、なかなか正解を見出せない企業が多いようだ。そこで、今回の特集では、自社Webサイトの有効活用に積極的に取り組んでいる企業のケーススタディを中心に、トリプルメディア時代にふさわしいWebマーケティングのあり方を探った。
《トリプルメディアにふさわしいWebマーケティング施策とは? この続きは本誌で》
AGA(男性型脱毛症)治療薬「プロペシア」を販売するMSD(株)では、AGAに関する情報を継続的に発信するWebサイト「AGA-news」を運営。同サイトとマス広告などを組み合わせたキャンペーンを展開し、AGAに関する啓蒙を行うとともに、医療機関の受診を促進している。

セコム(株)では2011年3月、Webサイト内に家庭向け安心総合情報サイト「セコム安心マガジン」を開設。防犯・防災に関する啓蒙を通じて社会的責任を果たすとともに、日常的・継続的な情報発信により、「防犯・防災と言えばセコム」というイメージを一層強化することを目指している。
日本全国で東急ホテル、エクセルホテル東急、東急インなどのブランドでホテル運営を行う(株)東急ホテルズでは、2000年代半ばから自社Webサイトを通じた宿泊予約の拡大に着手。SEMを中心とした集客とタイムリーなリニューアルなどを通じて安定した成果を獲得している。
2005年8月の創業以降、インターネットによる生命保険、医療保険のマッチング事業を展開してきた保険マンモス(株)。同社では、コンテンツを大幅に拡充するなどしてポータルサイト「保険マンモス」への集客を実現。多くの相談案件を獲得するとともに、高い顧客満足度を実現している。
(株)ビービット 広報宣伝部長
渡辺春樹氏
東北芸術工科大学 教授
ボブ田中氏

■■ガシー・レンカー・ジャパン(株)
代表取締役社長
堂山昌司氏

↑インタビューの一部を公開中!(pdf形式、別窓で開きます)
金融
メーカー
小売
サービス
マーケティング評論家
ウィトンアクトン社 代表取締役
早稲田大学商学学術院 客員教授
ルディー和子氏
eMarketing strategy社代表 コロンビア大学 客員教授
ルス・スティーブンス氏
■(株)博報堂
エンゲージメントサービスユニット エンゲージメントプランニング局 シニアディレクター
高宮 治氏
■通販評論家
村山らむね氏
■(株)野村総合研究所
ビジネスインテリジェンス事業部 主任研究員
神田晴彦氏
副主任コンサルタント
寺尾宣彦氏
■(株)トライバルメディアハウス
代表取締役社長
池田紀行氏

(株)MonotaRO

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(株)レピカ
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